プロンプト実例まとめ|仕事で使えるAIプロンプトを用途別に紹介
ChatGPTなどの生成AIを仕事で使う時に、最初につまずきやすいのが「どう指示すればいいのか」という部分です。
AIに何か頼めば回答は返ってきます。
ただ、仕事で使える形にするには、目的、条件、出力形式をある程度指定したほうが、使いやすい回答になりやすいです。
たとえば、「営業メールを書いて」とだけ入力すると、かなり一般的な文章になりがちです。
一方で、「中小企業の経営者向けに、商談後のお礼メールを作る。押し売り感は出さず、次回提案につなげたい」と伝えると、実務に近い下書きになりやすくなります。
この記事では、仕事で使えるAIプロンプトを用途別に整理します。
営業、資料作成、議事録、要約、ブログ作成、SNS投稿など、よく使う場面ごとにプロンプト例と使い方のポイントを紹介します。
より具体的なテンプレートを一覧で見たい方は、コピペで使える仕事用ChatGPTプロンプト集も参考にしてください。
結論|プロンプトは「目的・条件・出力形式」を入れると使いやすい
仕事でAIを使う時は、難しいプロンプトを覚える必要はありません。
まずは、次の4つを入れるだけでも回答が安定しやすくなります。
| 入れる項目 | 内容 |
|---|---|
| 目的 | 何を作りたいのか |
| 相手 | 誰に向けた内容なのか |
| 条件 | 文体、文字数、注意点など |
| 出力形式 | 箇条書き、表、メール文、議事録形式など |
たとえば、営業メールなら「目的」「相手」「伝えたい内容」「文体」を入れる。
議事録なら「決定事項」「未決事項」「担当者ごとのタスク」など、出してほしい形を指定する。
これだけでも、AIの回答はかなり使いやすくなります。
プロンプトとは何か
プロンプトとは、AIに対する指示文のことです。
ChatGPTやClaude、Geminiなどに入力する文章そのものがプロンプトです。
たとえば、次のような文章もプロンプトです。
以下の文章を要約してください。
重要なポイントを3つに分けて、初心者にもわかる言葉で整理してください。
プロンプトは、難しい専門用語ではありません。
AIに「何をしてほしいのか」を伝えるための依頼文だと考えるとわかりやすいです。
よいプロンプトの基本
よいプロンプトは、AIが迷わず作業できるように条件が整理されています。
「いい感じにして」だけでは、AI側も何を優先すればよいのかわかりにくくなります。
仕事で使うなら、できるだけ具体的に伝えるのがポイントです。
1. 目的をはっきり書く
まず、何を作りたいのかを書きます。
悪い例:
メールを書いて
よい例:
商談後に送るお礼メールを作成してください。
次回の提案につながるように、押し売り感のない自然な文面にしてください。
目的が明確になると、AIの回答も実務に近づきます。
2. 誰に向けた内容かを書く
同じ内容でも、相手によって言葉の選び方は変わります。
たとえば、経営者向け、現場担当者向け、初心者向け、社内向け、顧客向けでは、文章の温度感が違います。
対象読者は、AIを仕事で使いたい初心者です。
専門用語はなるべく使わず、使う場合は簡単に補足してください。
このように指定すると、読者に合わせた回答になりやすくなります。
3. 条件を指定する
文体、文字数、避けたい表現、入れたい内容を指定します。
条件:
・丁寧だが堅すぎない
・300文字以内
・煽り表現は使わない
・最後に次のアクションを入れる
仕事で使う場合は、条件を入れることで修正の手間を減らせます。
4. 出力形式を指定する
AIには、出力形式を指定したほうが使いやすいです。
出力形式:
・結論
・理由
・具体例
・注意点
・次にやること
議事録、比較表、FAQ、メール文、チェックリストなど、使いたい形を最初に伝えましょう。
営業向けプロンプト
営業では、メール作成、商談準備、提案書の構成、顧客リサーチなどにAIを使えます。
AIに営業そのものを任せるのではなく、下書きや準備を手伝ってもらう使い方が現実的です。
営業でのAI活用を詳しく知りたい方は、営業でAIを使う方法の記事も参考にしてください。
営業メール作成プロンプト
あなたは法人営業担当です。
以下の条件で、営業メールの下書きを作成してください。
目的:
初回商談につなげる
相手:
中小企業の経営者
提案内容:
業務効率化につながるAI活用支援
条件:
・押し売り感を出さない
・相手の課題に寄り添う
・丁寧だが堅すぎない文面にする
・件名を3案出す
・本文は300文字以内にする
商談後のお礼メールプロンプト
あなたは法人営業担当です。
以下の条件で、商談後のお礼メールを作成してください。
状況:
・本日、オンライン商談を実施した
・相手は中小企業の担当者
・業務効率化とAI活用について話した
・次回、具体的な提案資料を送る予定
条件:
・感謝を伝える
・押し売り感は出さない
・次回アクションを自然に入れる
・丁寧で自然な文面にする
・件名も3案出す
商談準備プロンプト
中小企業向けにAI活用支援を提案します。
初回商談で確認すべき質問を10個作ってください。
観点:
・現在の業務課題
・AI活用の経験
・社内体制
・セキュリティ面の不安
・予算感
・導入時期
・決裁フロー
条件:
・質問の意図も1行で説明する
・押し売り感のない聞き方にする
営業プロンプトを使う時の注意点
営業メールや提案文は、相手との関係性によって適切な表現が変わります。
AIの文章をそのまま送るのではなく、相手の名前、会社名、商談内容、過去のやり取り、次回アクションを確認してから使いましょう。
資料作成向けプロンプト
資料作成では、AIに完成資料を丸ごと作らせるより、構成案や説明文のたたき台を作らせるのがおすすめです。
提案書、社内説明資料、研修資料、営業資料などは、最初に全体の流れを作ると進めやすくなります。
提案書構成プロンプト
あなたは法人向け提案書を作成する担当者です。
以下の条件で、提案書の構成案を作成してください。
提案する内容:
生成AIを活用した業務効率化支援
提案先:
中小企業の経営者
相手の課題:
資料作成や問い合わせ対応に時間がかかっている
条件:
・全10ページ程度
・各ページのタイトルを作る
・各ページで伝える内容を箇条書きで整理する
・メリットだけでなく注意点も入れる
・専門用語はできるだけわかりやすくする
スライド説明文作成プロンプト
以下の提案書構成をもとに、各スライドに入れる説明文を作成してください。
条件:
・1スライドあたり80〜120文字程度
・専門用語を使いすぎない
・経営者向けにわかりやすくする
・断定的な成果表現は避ける
・必要に応じて注意点も入れる
提案書構成:
ここに構成を貼り付ける
図解アイデア作成プロンプト
以下のテーマを説明するための図解アイデアを5つ出してください。
テーマ:
生成AIを使った業務効率化の流れ
条件:
・初心者にもわかりやすい図解にする
・営業資料やブログ記事で使いやすい案にする
・それぞれの図解で何を伝えるかも説明する
・複雑にしすぎない
資料作成プロンプトを使う時の注意点
資料では、数字、導入効果、料金、実績、契約条件などの確認が重要です。
AIが作った文章に根拠のない数値が入っていないか確認しましょう。
提案資料や社外向け資料では、最終チェックを人間が行う必要があります。
議事録向けプロンプト
議事録作成は、AIと相性がいい作業です。
会議メモをそのまま残すより、決定事項、未決事項、担当者ごとのタスクに分けると、後から確認しやすくなります。
議事録作成プロンプト
以下の会議メモを、議事録形式に整理してください。
出力形式:
・会議名
・日時
・参加者
・議題
・決定事項
・未決事項
・担当者ごとのタスク
・次回までに確認すること
条件:
・内容を勝手に追加しない
・不明な部分は「要確認」と書く
・読みやすく簡潔に整理する
会議メモ:
ここに会議メモを貼り付ける
商談メモ整理プロンプト
以下の商談メモを整理してください。
出力形式:
・顧客の課題
・提案した内容
・顧客の反応
・決定事項
・未決事項
・次回までのタスク
・次回商談で確認すべきこと
条件:
・内容を勝手に追加しない
・不明点は「要確認」と書く
・営業日報として読みやすくする
商談メモ:
ここにメモを貼り付ける
議事録プロンプトを使う時の注意点
議事録では、AIが会議内容を補ってしまうことがあります。
「内容を勝手に追加しない」「不明点は要確認とする」と指定しましょう。
また、参加者名、決定事項、担当者、期限は必ず人間が確認してください。
議事録、会議メモ、社内資料の整理にAIを使う場合は、バックオフィスでAIを使う方法も参考にしてください。
要約向けプロンプト
要約は、長い文章や資料を短く整理したい時に使えます。
会議メモ、社内資料、記事、メール、レポートなどを要点ごとにまとめると、確認時間を減らしやすくなります。
長文要約プロンプト
以下の文章を要約してください。
出力形式:
・全体の要約
・重要ポイント3つ
・確認が必要な点
・次に取るべきアクション
条件:
・重要な数字や固有名詞は残す
・内容を勝手に追加しない
・専門用語はわかりやすく言い換える
文章:
ここに要約したい文章を貼り付ける
上司共有用の要約プロンプト
以下の文章を、上司に共有するために簡潔に要約してください。
条件:
・結論を最初に書く
・重要な数字や期限は残す
・判断が必要な点を明確にする
・箇条書きで読みやすくする
・不明点は「要確認」と書く
文章:
ここに文章を貼り付ける
要約プロンプトを使う時の注意点
要約では、重要な条件や前提が抜けることがあります。
契約、料金、納期、仕様、制度などが含まれる文章では、必ず元の文章と照らし合わせて確認しましょう。
ブログ作成向けプロンプト
ブログやオウンドメディアの記事作成でも、AIプロンプトは使えます。
ただし、AIに記事を丸ごと任せるより、構成、タイトル案、本文のたたき台、リライトのように分けて使うほうが安全です。
コンテンツ制作でのAI活用を詳しく知りたい方は、コンテンツ制作でAIを使う方法の記事も参考になります。
記事構成プロンプト
以下のテーマで、ブログ記事の構成案を作成してください。
記事テーマ:
ここに記事テーマを入力
想定読者:
ここに想定読者を入力
記事の目的:
ここに記事の目的を入力
出力形式:
・タイトル案5個
・メタディスクリプション
・想定キーワード
・H2/H3見出し構成
・各見出しで書く内容
・CTA候補
・事実確認が必要な箇所
条件:
・初心者にもわかりやすくする
・煽りすぎない
・メリットと注意点を両方入れる
・無理なキーワード詰め込みはしない
本文ドラフト作成プロンプト
以下の見出しについて、本文のたたき台を作成してください。
記事テーマ:
ここに記事テーマを入力
見出し:
ここに見出しを入力
この見出しで伝えたい内容:
ここに箇条書きで入力
条件:
・初心者にもわかる言葉で説明する
・具体例を入れる
・断定しすぎない
・煽らない
・必要な注意点も入れる
・800文字前後で作成する
リライトプロンプト
以下の文章を、初心者にも読みやすい自然な文章にリライトしてください。
条件:
・意味は変えない
・専門用語は必要に応じて補足する
・堅すぎない文体にする
・煽り表現は使わない
・文章が長すぎる場合は適度に分ける
・AIっぽい不自然な言い回しは避ける
文章:
ここに文章を貼り付ける
ブログ作成プロンプトを使う時の注意点
AIで作った記事は、一般的な内容になりやすいです。
公開前には、次の点を確認しましょう。
- 事実確認ができているか
- 公式情報に基づいているか
- 独自の具体例が入っているか
- 体験していないことを体験談として書いていないか
- 他の記事と似すぎていないか
- 読者の悩みに答えているか
SNS向けプロンプト
SNS投稿では、AIを使って投稿案や切り口を増やせます。
X、Threads、Instagram、LinkedInなど、媒体によって向いている文体は違います。
プロンプトでは、投稿先と文体を指定すると使いやすくなります。
SNS投稿作成プロンプト
以下の内容をもとに、SNS投稿文を作成してください。
投稿先:
X
投稿の目的:
記事紹介
伝えたい内容:
ここに内容を入力
条件:
・自然な話し言葉にする
・煽りすぎない
・読者が共感しやすい導入にする
・投稿文を5案作る
・必要ならハッシュタグ案も出す
記事紹介投稿プロンプト
以下の記事を紹介するSNS投稿を5案作成してください。
記事テーマ:
ここに記事テーマを入力
記事で伝えたいこと:
ここに要点を入力
条件:
・売り込み感を出しすぎない
・読者の悩みに寄り添う
・自然に記事を読みたくなる文面にする
・X向けに短めにする
・同じ言い回しを繰り返さない
SNSプロンプトを使う時の注意点
AIが作るSNS文は、整いすぎることがあります。
そのまま投稿すると、自分の普段の文体とズレる場合があります。
実際のアカウントの雰囲気に合わせて、語尾、改行、言い回しを調整しましょう。
プロンプトを使う時の注意点
AIプロンプトは便利ですが、使い方には注意が必要です。
特に仕事で使う場合は、情報漏えい、事実確認、著作権、社内ルールに気をつける必要があります。
個人情報や機密情報を入れない
次のような情報は、原則としてそのまま入力しないほうが安全です。
- 顧客名
- 個人情報
- 契約書
- 社外秘資料
- 未公開の売上情報
- 社員情報
- 取引先とのやり取り
- パスワード
- APIキー
- 機密性の高い会議内容
必要に応じて、A社、B社、担当者Aのように伏せて使いましょう。
会社でAIを使う場合は、会社でAI活用を始める手順の記事も確認しておくと、社内ルールや情報管理を整理しやすくなります。
AIの回答をそのまま使わない
AIの回答は、自然に見えても間違っていることがあります。
料金、プラン、制度、法律、企業情報、サービス仕様などは、公式情報や一次情報で確認しましょう。
体験談を勝手に作らせない
AIは体験していないことでも、自然な文章で書いてしまうことがあります。
使っていないサービスを使ったように書く、実際に経験していないことを体験談として書く、といった使い方は避けましょう。
出力結果を必ず人間が確認する
AIは、下書きや整理には便利です。
ただし、最終判断は人間が行う必要があります。
顧客に送る文面、社外に公開する記事、契約やお金に関わる内容は、必ず確認してから使いましょう。
プロンプトを改善するコツ
最初に作ったプロンプトで、すぐに理想の回答が出るとは限りません。
AIは、追加で条件を出すことで改善できます。
回答が浅い時
もう少し実務で使いやすい内容にしてください。
具体例を増やし、初心者が迷いやすい点も入れてください。
文章が硬い時
文章が少し硬いので、丁寧さは残しつつ、自然なブログ記事のように読みやすくしてください。
内容が長すぎる時
内容が長いので、重要な点だけ残して半分の長さに整理してください。
売り込み感が強い時
売り込み感が強いので、読者が自分で判断できるように中立的な表現にしてください。
メリットだけでなく注意点も入れてください。
このように、1回で終わらせず、追加指示で調整していくと使いやすくなります。
仕事でプロンプトを使い続けるコツ
仕事でAIを使うなら、よく使うプロンプトを保存しておくのがおすすめです。
毎回ゼロから入力するより、テンプレートとして使い回したほうが作業が安定します。
よく使う用途ごとに保存する
たとえば、次のように分けておくと便利です。
- 営業メール用
- 提案書用
- 議事録用
- 要約用
- ブログ記事用
- SNS投稿用
- FAQ作成用
- リライト用
自分の業務に合わせて書き換える
プロンプトは、そのまま使うより、自分の仕事に合わせて調整したほうが精度が上がります。
対象読者、業界、目的、文体、出力形式を入れ替えながら使いましょう。
チームで共有する
会社やチームで使う場合は、うまく使えたプロンプトを共有すると便利です。
ただし、共有する時は、個人情報や社外秘情報が含まれていないか確認しましょう。
どのAIツールを使うか迷う場合は、主要AIツールの違いを比較した記事を見ておくと、用途に合うツールを選びやすくなります。
まとめ
プロンプトを実務のどこで使い始めるか迷う方は、業務で使えるAI活用まとめも参考にしてください。
プロンプトは、AIに対する指示文です。
仕事で使うなら、ただ質問するだけでなく、目的、相手、条件、出力形式を伝えると回答が使いやすくなります。
営業メール、資料作成、議事録、要約、ブログ作成、SNS投稿など、日常業務の多くでプロンプトは活用できます。
大切なのは、AIにすべてを任せきりにしないことです。
AIは、下書きや整理、案出しには向いています。
一方で、事実確認、最終判断、体験談の追加、公開前チェックは人間が行う必要があります。
まずは、よく使う業務からプロンプトを1つ保存してみましょう。
メール、要約、議事録など、リスクが低く効果を感じやすい作業から始めると、AIを仕事に取り入れやすくなります。
5. FAQ
Q1. プロンプトとは何ですか?
プロンプトとは、AIに出す指示文のことです。たとえば「以下の文章を要約してください」「営業メールの下書きを作成してください」といった依頼文がプロンプトです。
Q2. よいプロンプトを作るコツはありますか?
目的、相手、条件、出力形式を入れることです。「何を作りたいのか」「誰向けか」「どんな条件か」「どんな形で出してほしいか」を伝えると、回答が使いやすくなります。
Q3. 仕事でプロンプトを使う時に注意することは何ですか?
個人情報や機密情報を入力しないこと、AIの回答をそのまま使わないこと、料金や仕様などは公式情報で確認することが大切です。
Q4. プロンプトはそのままコピペして使えますか?
使えます。ただし、目的、相手、業務内容、文体などは自分の仕事に合わせて書き換えたほうが使いやすくなります。
Q5. ChatGPT以外でも同じプロンプトは使えますか?
多くのプロンプトは、Claude、Gemini、Copilotなどでも応用できます。ただし、ツールごとに得意分野や出力の雰囲気が違うため、必要に応じて調整しましょう。


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